29歳の抱負

最近、29歳になりました。お祝いしてくれた家族や友達に感謝です。ありがとうございます。SNSでメッセージをくださった方もありがとうございます。

私は社会人になってから紙の日記をつけています。『5年日記』という形式で、1日あたりの文章量が少ないので、日記を何度も挫折した自分が5年も継続して書き続けています。『5年日記』は、1ページでとある1日を5年分振り返ることができるのでおすすめです。

2020年は私にとって『5年日記』2冊目突入の年です。そして、20代最後の大切な年です。しかし、ここ数ヶ月はその日記もサボってしまうくらいコンディションが良くありませんでした。これを変えるためにブログに抱負を書くことにしました。

緊急事態宣言による自粛ムードは、思うように前に進めていない自分に対して、過ぎた時間が戻ってこない事実に対する焦りを強くしています。どんなに環境が変わっても、2020年という1年は淡々と過ぎて、二度と戻ってくることはありません。

「20代最後の年をこのままで終わらせたくない。」という気持ちが強くなってくるのは、自分が変えるべきことを変えられず、次に進めていないからです。何かを変えないといけない。

抱負

自社サービスという仕組みによって収益を上げている経営者になる。

  • 自社サービスとは、Webアプリケーションを通じて提供するサービス
    1. コンサルティングなどの無形サービスは含まない
    2. データ利活用領域に特化したサービス
    3. これまでの自分の実務経験を活かせるサービス
  • 経営者とは、次の3つの条件を満たしている人のこと
    1. 仕組みで稼いでいる(Not 労働集約型)
    2. 人を雇用している(Not 一人)
    3. 時間で仕事をしない(Not 人月契約)

上記の3条件は、「経営者をやっている」と自信を持って言える自分なりの条件を考えただけです。

一人でできることは、小さい

フリーランスになったことで良かったこともあります。フリーランスで働けているということは、専門性を一定水準まで到達できている事実の証明です。これは自信になっています。3年前に新卒で働いた会社を退職した際は、稼いでいくことすら大変だったので、不安定だとしても事業所得で生活基盤を作れている事実は、自分自身に自信を与えています。

その結果、正社員を採用することはできていませんが、賃金を支払い、人に業務を依頼できるようになりました。人に業務を依頼することで得た経験は大きいです。

「時間で仕事をしない」を実現できない

データ分析やコンサルティング業務の契約形態は、基本的に『準委任契約』です。

受注者が約束した時間だけ「発注者の仕事を手伝ってあげる」「代わりにやってあげる」という契約で、仕事を完成させる義務を負いません。

準委任契約(じゅんいにんけいやく):法律用語解説|システム開発契約(基礎編)(2) – @IT

この契約形態で仕事を依頼してくださっていることは、大変有り難いことです。義務がないことで、不確実性の高い業務に対する責任を追及しない仕組みになっています。

日本においても「リモートワーク」は強みではなくなった

フリーランスは、出社義務が無ければ工夫次第で生産性を上げることが可能ですが、上記の契約で仕事をしている以上、自分の業態では難しい。また、コロナ禍でリモートワークが定着せざるを得ない状況で、フリーランスでリモートワークすること自体、強みではなくなりました。

経営者にならなければ、これ以上の成長はない

これが自分の「前に進めていない焦り」の答えです。人月契約(作業時間による契約)で労働時間に制約があり、会社員でもリモートワークができるようになっている以上、フリーランスでいる自分に大きな成長を感じなくなってしまいました。

結局、時間とお金の話はバランスに帰着します。今こうした抱負を立てているのは、個人レベルでお金の問題が大きな問題になっていないからです。

フリーランスで日銭を稼ぐ経験は今も変わらず貴重な実務経験になっています。新卒でサラリーマンをやっていた当時の自分と比較すれば、今の形態でも組織に所属せず所得を得ている事実は圧倒的な成長を実感させてくれます。

しかし、「フリーランスとして働くことで社会に役立てることは本当に小さい。一人が独立して食っていくことなんて大したことじゃない。」そう考えるようになりました。

これはフリーランスで働かれている方々をディスっている話ではありません。今の自分のフリーランスの働き方が自分の夢に一致しなくなってきたという話です。

私は、今の日本に役立つサービスを作って提供していきたい。特に、仕事でシンガポールや中国に行き、この気持ちは年々強くなっていきました。今年の2月にアメリカに行って、この気持ちを止められなくなりました。

今年の年末には、「世の中に対して俺はアウトプットできた。」と実感したいので、改めて自分に発破をかけて29歳の1年を邁進します。

よろしくお願いします。

HACKDAYに参加した3年間を振り返る

今年もHACKDAYに参加しました。まさか、2年前までプログラミング未経験だった自分が年末に3回連続でハッカソンに参加するような人間になるとは思ってもみませんでした。ハッカソンへの参加はHACKDAY2019を最後にしようと思っています。ですから、記念にブログを書きます。HACKDAYとは、公式サイトに次のように書かれています。

テクノロジーを、もっと身近に、もっと楽しく。Hack Dayは、ものづくりの面白さを体験する祭典です。日本最大級のハッカソンや、注目のコンテンツを揃えた体験ブースなど、盛りだくさんのイベントを毎年開催しています。

Yahoo! JAPAN Hack Day 2019より

出場作品・結果

これまで、私たちがHACKDAYでつくったプロダクトは次の通りです。

  • 2017年(初参加) いすとりSONIC Hack賞受賞
  • 2018年(2回目) ScanMe(スキャンミー) 受賞ならず
  • 2019年(3回目) DancePong(ダンスポン) 受賞ならず

HACKDAYを振り返る

初参加でHack賞を受賞。ハッカソンにハマる

授賞式の様子

2017年に通い始めたプログラミングスクールの同期に誘ってもらい、HACKDAYに出場しました。チームメンバーは5名です。プログラミング経験はプログラミングスクールで数ヶ月勉強した程度です。しかし、結果はまさかのHack賞受賞。出場チームの技術力が高く、自分たちは自信を完全になくしており、「表彰式は見ないで帰ろう…」とみんなで落ち込んでいた矢先のビギナーズラックでした。

Hack受賞作品「いすとりSONIC」

我がチームのリーダーである@pco2699のブログに当時の作品について詳しく書かれています。興味のある方は読んでくれると嬉しいです。

Hack賞はプログラミングを学び始めたばかりの私たちに自信を与えてくれました。この賞のおかげで、私たちは他のハッカソンイベントにも何度か出場するようになり、プログラミングスクールの同期という関係性からHACKDAYに参加したチームメンバーという、もっと濃い関係になれた気がします。(私はこのチームで3回もHACKDAYに出場することになるとは、想像していませんでした。)

位置情報をGPSではなく超音波を使うことによって、GPSでは把握できないミクロな位置情報を把握することができる(GPSの弱点を超音波の弱点を強みにすることでHACK)点を評価していただきました。

技術力への挑戦をした2018年、ニコ動の評価は真っ二つに

他の受賞作品の技術力の高さに圧倒された私たちは、翌年の2018年は技術力への挑戦を誓い、ARアプリを開発。

たまたまYoutubeにアップロードしていた動画

このプロダクトは、「スマホで撮影した二次元の人物画像を自動的に三次元オブジェクトに組み込むARアプリ」です。チームメンバーの結婚式のために開発したプロダクトを開発しているときにぶち当たった技術的な課題を解決しようと挑戦しました。それは3Dモデリングのコスト(撮影およびモデリング工数)が高く気軽にリアルな3Dモデルで遊べないことです。

開発中の風景

HACKDAYでは90秒のプレゼンのあとに、展示会(デモ)があります。私たちは、精一杯技術力への挑戦をしたものの、展示会で実際に参加者のみなさんに遊んでもらえないという新しい挫折を味わいました。

主力開発メンバが全力でやっていただけに、悔しい展示会でした。

Hack賞受賞から1年経ったチームメンバーは、私自身はデータサイエンティストに、他のメンバーもエンジニアやIT企業のデザイナーとして働くようになっていました。しかし、2連続受賞とはいかず。一方、2回目の参加ともなると、常連チームがわかってくるので、受賞常連チームが眩しく映ります。

ニコ動での評価は面白いほどちょうどよく「これすき 50.0% : ぼちぼち 50.0%」という評価真っ二つの結果。2連続受賞は行かなかったものの背伸びした開発に挑戦して、評価が半々だったということは、実は本当のイノベーションなんじゃね?なんて言い聞かせましたが、まぁやっぱり悔しいのです。

#使ってもらうって嬉しいね

昨年受賞を逃したリベンジを果たしたい気持ちが強くなればなるほど、#つくるってたのしいね が遠くなる。そんな葛藤を抱えたHACKDAY2019でした。いろいろ考えた結果、今年はチームメンバーの誰かが作りたいものを作って、実際に参加者のみなさんに遊んでもらうことを目標として、当日を迎えます。

実は、このプロダクトアイデアは、11月から始めた打ち合わせ段階から候補にあったものの、直前まで別の受賞を狙えそうな全く別のプロダクトを開発予定でした。#使ってもらうって嬉しいね を意識したプロダクトのニコ動評価は「これ好き」が6割。今年も受賞はかないませんでした。

私は今年最も開発しなかった企画・プレゼン担当だったのですが、開発してくれたエンジニアはデプロイのしやすさを考慮し設計してくれました。3回参加したHACKDAYですが、最も参加者が足を運んでくれたブースでした。遊びに来てくれた皆さんありがとうございました!嬉しい!

実際の展示会風景

実際に遊びたい方はこちらをクリック。

受賞できなかったことはもちろん残念です。ただ、自分たちでつくったものが他の誰かに触れてもらえることはプロダクトにとっては一番嬉しいことかもしれません。参加者が遊びに来てくれるたびに、受賞はたしかな実績と評価であるものの、HACKDAYの魅力の全てではないことを改めて気づかせてくれました。

HACKDAYで得られたもの・失ったもの

HACKDAYに参加するチームの平均参加回数はいくつなのでしょうか。私たちは今年で3回目ですので、最後に来年以降HACKDAYに参加するチームの皆さんにお役に立てる内容を少しだけ書いて終わりにします。

まず、HACKDAYでは失うものもあります。それは次の3つです。

  1. 有給(HAKCDAY後の翌月曜日)
  2. 11月から12月の毎週土日
  3. 働き方改革(徹夜しない強いきもち!)

他のチームはどんな感じなのでしょうか。私たちはHAKCDAYが好きすぎて、意識が高すぎるのかもしれません。これらを失って後悔はしません。ただ、ちょっぴり魂で開発するクセがついちゃいます。一方で、私が初出場した2年前には、HACKDAYで得られるとは思っていなかったけれども、実際の開発実務でとても役に立ったこともあります。

  1. チーム開発
  2. MVPを意識した開発
  3. コンセプトの大切さ

プログラミングスクールを卒業すると、エンジニア転職以外の卒業生は、なかなかチーム開発経験を積めません。特にエンジニアだけでなく、企画・デザイナーなどそれぞれの強みが異なるメンバーで一つ同じプロダクトをつくる経験は、私にとって貴重で重要な経験でした。知識不足でまだまだ気づけないときも少なくありませんが、職種ごとに異なる視点の違いに気づこうとする意識が身につきました。

次に、24時間で実際に使えるプロダクトを開発するときは、いかに開発しないかの決断が重要です。今年も参加者同士で対戦できるように通信を実装予定でしたが、それが #使ってもらうって嬉しいね にとってミニマルなのか?その実装をすることで、できなくなる実装は何か?を考え、今回は通信を実装しない決断をしました。しかし、全く手戻りのない開発なんてありませんから、途中まで挑戦してプログラミングやデザインを進めていたメンバーは毎回そこら辺をきちんと割り切ります。そのメンバーたちの度量の大きさに毎年感服します。

最後に、24時間で素敵なプロダクトを楽しみながら作るためには、共通のコンセプトが必要です。コンセプトが固まる前と固まった後の開発スピードがこんなにも変わるんだとビックリしました。コンセプトの最大の魅力は、決断の基準ができることかなと思います。また、コンセプトが固まれば固まるほど、不思議とプロダクトのネーミングもすーっと入ってくるのです。

おわりに

HACKDAYのテーマが #つくるってたのしいね なので、毎年年末になると「作るをいかに楽しむか」を考えさせられます。最初はやっぱり受賞狙いだたけれども、毎年絶対受賞しないんだけど、毎年絶対自分たちの作りたいものを作っているチームや面白おかしく楽しい発表した結果、途中でマイク切られるチームってすごく #つくるってたのしいね なんですよね。受賞していないチームもすごく魅力的だと気づけることは実際に参加してみないとわからなかったかもしれません。

HACKDAYのおかげで #つくるってたのしいね が少しずつわかってきました。そして、#使ってもらうって嬉しいね ってなってきました。ですから、2020年は、自分たちが作ったものでビジネスを作りたいと思ってます。作る楽しさに気づけたので、次は沢山の人に使ってもらいたいのです。