HACKDAYに参加した3年間を振り返る

今年もHACKDAYに参加しました。まさか、2年前までプログラミング未経験だった自分が年末に3回連続でハッカソンに参加するような人間になるとは思ってもみませんでした。ハッカソンへの参加はHACKDAY2019を最後にしようと思っています。ですから、記念にブログを書きます。HACKDAYとは、公式サイトに次のように書かれています。

テクノロジーを、もっと身近に、もっと楽しく。Hack Dayは、ものづくりの面白さを体験する祭典です。日本最大級のハッカソンや、注目のコンテンツを揃えた体験ブースなど、盛りだくさんのイベントを毎年開催しています。

Yahoo! JAPAN Hack Day 2019より

出場作品・結果

これまで、私たちがHACKDAYでつくったプロダクトは次の通りです。

  • 2017年(初参加) いすとりSONIC Hack賞受賞
  • 2018年(2回目) ScanMe(スキャンミー) 受賞ならず
  • 2019年(3回目) DancePong(ダンスポン) 受賞ならず

HACKDAYを振り返る

初参加でHack賞を受賞。ハッカソンにハマる

授賞式の様子

2017年に通い始めたプログラミングスクールの同期に誘ってもらい、HACKDAYに出場しました。チームメンバーは5名です。プログラミング経験はプログラミングスクールで数ヶ月勉強した程度です。しかし、結果はまさかのHack賞受賞。出場チームの技術力が高く、自分たちは自信を完全になくしており、「表彰式は見ないで帰ろう…」とみんなで落ち込んでいた矢先のビギナーズラックでした。

Hack受賞作品「いすとりSONIC」

我がチームのリーダーである@pco2699のブログに当時の作品について詳しく書かれています。興味のある方は読んでくれると嬉しいです。

Hack賞はプログラミングを学び始めたばかりの私たちに自信を与えてくれました。この賞のおかげで、私たちは他のハッカソンイベントにも何度か出場するようになり、プログラミングスクールの同期という関係性からHACKDAYに参加したチームメンバーという、もっと濃い関係になれた気がします。(私はこのチームで3回もHACKDAYに出場することになるとは、想像していませんでした。)

位置情報をGPSではなく超音波を使うことによって、GPSでは把握できないミクロな位置情報を把握することができる(GPSの弱点を超音波の弱点を強みにすることでHACK)点を評価していただきました。

技術力への挑戦をした2018年、ニコ動の評価は真っ二つに

他の受賞作品の技術力の高さに圧倒された私たちは、翌年の2018年は技術力への挑戦を誓い、ARアプリを開発。

たまたまYoutubeにアップロードしていた動画

このプロダクトは、「スマホで撮影した二次元の人物画像を自動的に三次元オブジェクトに組み込むARアプリ」です。チームメンバーの結婚式のために開発したプロダクトを開発しているときにぶち当たった技術的な課題を解決しようと挑戦しました。それは3Dモデリングのコスト(撮影およびモデリング工数)が高く気軽にリアルな3Dモデルで遊べないことです。

開発中の風景

HACKDAYでは90秒のプレゼンのあとに、展示会(デモ)があります。私たちは、精一杯技術力への挑戦をしたものの、展示会で実際に参加者のみなさんに遊んでもらえないという新しい挫折を味わいました。

主力開発メンバが全力でやっていただけに、悔しい展示会でした。

Hack賞受賞から1年経ったチームメンバーは、私自身はデータサイエンティストに、他のメンバーもエンジニアやIT企業のデザイナーとして働くようになっていました。しかし、2連続受賞とはいかず。一方、2回目の参加ともなると、常連チームがわかってくるので、受賞常連チームが眩しく映ります。

ニコ動での評価は面白いほどちょうどよく「これすき 50.0% : ぼちぼち 50.0%」という評価真っ二つの結果。2連続受賞は行かなかったものの背伸びした開発に挑戦して、評価が半々だったということは、実は本当のイノベーションなんじゃね?なんて言い聞かせましたが、まぁやっぱり悔しいのです。

#使ってもらうって嬉しいね

昨年受賞を逃したリベンジを果たしたい気持ちが強くなればなるほど、#つくるってたのしいね が遠くなる。そんな葛藤を抱えたHACKDAY2019でした。いろいろ考えた結果、今年はチームメンバーの誰かが作りたいものを作って、実際に参加者のみなさんに遊んでもらうことを目標として、当日を迎えます。

実は、このプロダクトアイデアは、11月から始めた打ち合わせ段階から候補にあったものの、直前まで別の受賞を狙えそうな全く別のプロダクトを開発予定でした。#使ってもらうって嬉しいね を意識したプロダクトのニコ動評価は「これ好き」が6割。今年も受賞はかないませんでした。

私は今年最も開発しなかった企画・プレゼン担当だったのですが、開発してくれたエンジニアはデプロイのしやすさを考慮し設計してくれました。3回参加したHACKDAYですが、最も参加者が足を運んでくれたブースでした。遊びに来てくれた皆さんありがとうございました!嬉しい!

実際の展示会風景

実際に遊びたい方はこちらをクリック。

受賞できなかったことはもちろん残念です。ただ、自分たちでつくったものが他の誰かに触れてもらえることはプロダクトにとっては一番嬉しいことかもしれません。参加者が遊びに来てくれるたびに、受賞はたしかな実績と評価であるものの、HACKDAYの魅力の全てではないことを改めて気づかせてくれました。

HACKDAYで得られたもの・失ったもの

HACKDAYに参加するチームの平均参加回数はいくつなのでしょうか。私たちは今年で3回目ですので、最後に来年以降HACKDAYに参加するチームの皆さんにお役に立てる内容を少しだけ書いて終わりにします。

まず、HACKDAYでは失うものもあります。それは次の3つです。

  1. 有給(HAKCDAY後の翌月曜日)
  2. 11月から12月の毎週土日
  3. 働き方改革(徹夜しない強いきもち!)

他のチームはどんな感じなのでしょうか。私たちはHAKCDAYが好きすぎて、意識が高すぎるのかもしれません。これらを失って後悔はしません。ただ、ちょっぴり魂で開発するクセがついちゃいます。一方で、私が初出場した2年前には、HACKDAYで得られるとは思っていなかったけれども、実際の開発実務でとても役に立ったこともあります。

  1. チーム開発
  2. MVPを意識した開発
  3. コンセプトの大切さ

プログラミングスクールを卒業すると、エンジニア転職以外の卒業生は、なかなかチーム開発経験を積めません。特にエンジニアだけでなく、企画・デザイナーなどそれぞれの強みが異なるメンバーで一つ同じプロダクトをつくる経験は、私にとって貴重で重要な経験でした。知識不足でまだまだ気づけないときも少なくありませんが、職種ごとに異なる視点の違いに気づこうとする意識が身につきました。

次に、24時間で実際に使えるプロダクトを開発するときは、いかに開発しないかの決断が重要です。今年も参加者同士で対戦できるように通信を実装予定でしたが、それが #使ってもらうって嬉しいね にとってミニマルなのか?その実装をすることで、できなくなる実装は何か?を考え、今回は通信を実装しない決断をしました。しかし、全く手戻りのない開発なんてありませんから、途中まで挑戦してプログラミングやデザインを進めていたメンバーは毎回そこら辺をきちんと割り切ります。そのメンバーたちの度量の大きさに毎年感服します。

最後に、24時間で素敵なプロダクトを楽しみながら作るためには、共通のコンセプトが必要です。コンセプトが固まる前と固まった後の開発スピードがこんなにも変わるんだとビックリしました。コンセプトの最大の魅力は、決断の基準ができることかなと思います。また、コンセプトが固まれば固まるほど、不思議とプロダクトのネーミングもすーっと入ってくるのです。

おわりに

HACKDAYのテーマが #つくるってたのしいね なので、毎年年末になると「作るをいかに楽しむか」を考えさせられます。最初はやっぱり受賞狙いだたけれども、毎年絶対受賞しないんだけど、毎年絶対自分たちの作りたいものを作っているチームや面白おかしく楽しい発表した結果、途中でマイク切られるチームってすごく #つくるってたのしいね なんですよね。受賞していないチームもすごく魅力的だと気づけることは実際に参加してみないとわからなかったかもしれません。

HACKDAYのおかげで #つくるってたのしいね が少しずつわかってきました。そして、#使ってもらうって嬉しいね ってなってきました。ですから、2020年は、自分たちが作ったものでビジネスを作りたいと思ってます。作る楽しさに気づけたので、次は沢山の人に使ってもらいたいのです。

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